address the issues「問題に対処する」。アクセントの位置に注意

多くの日本人にとって、address と言えば「メールアドレス」とか「住所」という名詞だと思い浮かべるでしょう。 ネイティブは「問題に取り組む」とか「対処する」という動詞としてよく address を使います。こういう文脈の address は work on ~ talk about ~ diagnose ~ break down ~ sk

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結局 attached は名詞なのか、形容詞なのか?

英文メールで頻繁に使われる attached ですが、文法的にはどうも捉えづらいと思ったことはないでしょうか?形は形容詞(分詞)だけど、名詞っぽく見えたりと。 結論から申し上げると attached は常に形容詞です。 が、ネイティブからのメールで以下のようなものを受け取ったことがあるかもしれません。 <例文1> Please see the a

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『早速データを送ってくれてありがとう』の英語表現

ただ単に「データをありがとう」だったら、Thank you for the data. でいいと思います。 「早くデータを送ってくれてありがとう」と言いたければ、この「早く」は「送る」という動詞を修飾していますから副詞で表現してあげる必要があります。 ここでは「早く」という意味の副詞として、fast を使ってみましょう。fastly ではありません。fast は形容詞で

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『今週、来週のご都合どうですか?』と英語で尋ねてみよう

ここでは What is your availability? という表現について検討してみたいと思います。 <例文1> What is your availability this week (next week)? 訳)今週(来週)のご都合いかがですか? この言い方は、日本人にはちょっと思いつきにくい感じがします。直訳すると「あなたの利用可能

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『対策の効果を確認する』の英語表現

やや直訳的な印象を受けるかもしれませんが、以下のような言い方をします。 see the effectiveness of the countermeasure: 『その対策の効果を確認する』 こういう文脈での see は「調べる」とか「確かめる」というニュアンスがあります。 見える、見えるようになる(自然と視界に入る) 見えるようにする(努力して)

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一時しのぎの『暫定対策』を意味する英語表現: workaround

何か問題が発生した場合、それを解決する手段として『暫定対策』と『恒久対策』という言葉が使うときがあります。 『恒久対策』は抜本的な対策を意味し、最終的にはこれを導入することが問題解決のゴールになります。『恒久対策』は英語で permanent measure とか final measure 等と言います。measure の代わりに、 fix を使っても良いでしょう。

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今さら聞けない!メールの自動応答(不在時)の英語文例

いつからいつまで休暇をとりますということを、Outlookなどのメールソフトで自動応答する英語文例をいくつかご紹介します。 out of the office という表現を使います。時制はだいたい以下の2パターンです。 I am out of the office I will be out of the office 経験的には I will

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『以下のとおり休暇をいただきます』の英語表現

「以下のとおり」は as follows と言う事ができますね。これと同じような表現として as below という人もいますが、どちらかと言うと as follows の方が一般的でしょう。 どちらも副詞的に使うことができます。 will take vacation as follows: 『以下のとおり休暇をとります』 <例文1> I w

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Soln って辞書にのってないけど何のことですか?

soln とは solution の省略形です。でも何で省略するんでしょうね? 正直言って solution と書いても長くて面倒だなあとはあまり思わないのですが、まあこのように省略して書く人がいます。 ところで solution に は大きく分けて2つの意味があります。 解決策 溶液 <例文1> We would like to

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kilogram と kilometer の発音-奇妙な英語の世界

早速ですが「キログラム」と「キロメター」の発音記号を確認してみましょう。 kilogram [kiləgræm] kilometer [kilametɚ] 「キロ」のこの「ロ」のところに着目してみます。 kilogram のほうは「lə」ですからいわゆるあいまい母音ですね。口をあんまり開けずにノドの奥のほうで「う」という感じで発音します。

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問題を再現させる: reproduce や duplicate を使わない言い方

問題を「再現させる」と英語で言いたいときは reproduce あるいは duplicate を使うのが常套手段です。 reproduce【他動詞】~を再び作り出す duplicate【他動詞】~を複製する ここでは、これら基本2動詞以外の表現をご紹介したいと思います。以下例文のように turn on, turn off を使う手があります。 tur

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【~と相関があるか確認する】と英語で言いたいとき: see if there is correlation with ~

「XとYに相関関係がある」とは即ちXとYに関連性があるということを意味します。例えば、Xが増えるとYも増えるというようなことです。 似たような表現として「因果関係」という言葉もありますが、これはXとYが「原因」と「結果」の関係になっていることを意味します。因果関係があるということは相関関係にあるということを前提条件として含みます。 よって物事に因果関係があるのかを断定す

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III. ヨーロッパ人のアメリカ入植

A. 最初の白人入植者 コロンバスや、その他のヨーロッパ諸国からの探検家はアメリカに来て、この新世界の資源を開発しようとしました。各々が、この未開の地の主導権を握ろうと必死でした。 1. スペイン人(Spaniards)の入植 コロンバスはアメリカ上陸早々、スペインの植民地をカリビアン諸島のあたりに作り始めました。コロンバスが最初に上陸したのは Hispaniola と云われ

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II. アメリカ大陸を最初に発見したのは誰?

バイキングとアメリカ アメリカ大陸に初めて上陸したヨーロッパ人は実はコロンバスではありません。最初に発見したのは、850年 A.D. 以前からアイスランドに移住していたアイルランド人だった可能性もあるようですが、広く認識されているのは、1000年A.D.頃に古代スカンジナビア人(Norsemen/Vikings)がアメリカ大陸に上陸したということです。古代スカンジナビア人はグリーンランド

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I. 世界最古のアメリカ人はアジア人?

A. アメリカ大陸、最初の住人は誰だ? 実際のところ、人類がアメリカに初上陸した日のことは誰にも分かりません。ましてや、その人間がどこから来たのか、そしてどんな人だったのかもです。 これについて、考古学者や人類学者はたくさんの理論を持っています。もっともよく知られた理論は、最初にアメリカ大陸に上陸したのは実はアジア人だったという説です。 彼らは Bearing 海峡(ロシ

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