第四話:イギリス英語とアメリカ英語を瞬時に聞き分けられるレベル

UDA式30音は、わたしのようなタイプの英語学習者に合っています

 

 

 

例えば、こんな人です。

 

・長年、英語を勉強してはいるが『話す』と『聴く』どちらもダメ
・そんなにストイックに学習する気もないし、そもそも出来ない
・英語学習のためにさける時間は一日せいぜい1時間が限度
・でも、できるだけ早く英語を話したり、聴けるようになりたい
・できるだけ『きれいな発音』でスピーキングできるようになりたい

 

 

英語に限った話ではないですが、
何かノウハウを得ようと思ったら、
自分と似たようなタイプの人が
言っていることを参考にした方がいいです。

 

私の知人にこんな人がいます。

 

彼女は日本の一流大学を卒業してNHKに入社しアナウンサーとなった。
5年後、一念発起して医者になることを決意。
猛勉強の末、アメリカの大学の医学部へ進学。
努力の甲斐あって、現在はアメリカで医者をやっている。
もちろん英語はペラペラである。

 

こういう人から、どうやったら英語が出来るようになったか
教えてもらおうと思っても、たぶん参考にならないと思います。
頭脳の出来が根本的に違うからです。

 

もし、ここまで読んでいただいた皆様が
私と同じような標準的なタイプの人間
だったら、これから私がお伝えすることが
役に立つはずです。

 

私はUDA式30音を使い始めて、
たった3ヶ月で自分の発音がある
程度形になってきたことを実感しました。

 

毎日1時間から1.5時間程度の学習で、
取り組んでいたのは基本的には平日だけです。

 

土日は大体さぼってました。

 

それでも、6ヶ月後には知人のアメリカ人に
『あれ、発音良くなったんじゃない?』
と言われたのです。

 

それも一人だけじゃないです。

 

確か3~4人には、同じようなことを言われました。

 

この経験には自分でも本当にびっくりして、
飛び上がるくらい嬉しかったことを覚えています。

 

この時点では、リスニング良くなった実感はまだありませんでした。

 

ただ、単音の発音に関しては格段にレベルアップしていました。

 

年単位の学習の成果としてではなく、
ほんの3~6ヶ月程度のスパンで得た効果です。
おまけに私はその時点で35歳を過ぎていましたので、
『若くないと英語は無理』というのは
今となっては、単なる大人の言い訳なのかなと思います。

 

実は私はUDA式30音を本格的にやる
数ヶ月前から、アメリカ人講師と
マンツーマンレッスンをやっていました。
そこでのやりとりでの中で、発音の重要性
に気付き、『まず自分には発音が必要だ』
と直感したのです。

 

ちょっと興味深い話があります。

 

アメリカでは、幼稚園から子どもに『発音』を教え始めます。

例えば [s] と [th] の舌の位置の違いを教えたりするわけです。

 

『もし、学校で発音を全く教わらなかったらどうなってたと思う?』

 

私は、そのアメリカ人講師にそう尋ねてみました。

そしたら『たぶん、もっと下手な発音になってたと思う』と答えました。

 

つまり言いたい事は、英語を第一言語とする人ですら、
発音の訓練を幼少期から始めるということです。

 

産まれも育ちもアメリカで、英語しかしゃべれない
アメリカ人ですら学校で発音の矯正をされるのです。

 

だとしたら、我々のような普通の日本人が、
発音の訓練もしないで、どうやって英語が
話せるようになると思いますか?

 

そんなことはあり得ないことだということです。

 

UDA式30音を使わなくても、ネイティブにお願いして
英語の発音を矯正してもらうことも可能です。

 

実際、私も当初そういうやり方をしていました。

 

確かに効果はあるのですが、かなりお金がかかります。

 

私の場合は毎月1万5千円以上はかかってました。

 

またネイティブは英語にどういう音が
あるのかを体系的に理解していないことが
多いので効率も悪いし、結果、
断片的に学習していくことになるのです。

 

どういうことか言うと、
例えば日本語の『あ』の音に似ている
英語の音は何個あるかご存知でしょうか?

 

答えは、

[æ] [a] [ə]

の3つです。

 

もし、すぐに答えられなかったとしたら、
英語の音が体系的に頭に入っていない
ということになります。

 

私の場合は、それぞれの発音をざっくり
以下のように理解しています。

 

[æ] …『ぇあ』というように変化する音
[a] …口を大きく開ける『あ』
[ə] …喉の奥から嘔吐する感じの『あ』
[あ] …口をあまり大きく開けない[a]

 

このように、英語の音を
日本語の似た音(上の例で言うと『あ』)
からの相対関係を認識しておくと
とても、やりやすいわけです。

 

こういうことを私は

『英語の音を体系的に理解する』

と言っています。

 

ネイティブは無意識的に出来てしまっている
部分なので、こういう捉え方をしてないのが
普通ですし、そもそも日本語の音がどんなかも知りません。

 

UDA式30音の開発者は鵜田豊さんは
日本人で、我々が親しんでいる日本語の
音との差分という観点で英語の発音を
解説してくれているので、どんどん頭の中が
整理されていきます。

 

英語の口の動かした方、音があらかた頭に
入っていると、例えばリーディング、単語暗記
など他の学習をしているときもかなりレバレッジ
の効いた状態になります。

 

どういうことかと言うと、
文字を目で追っているだけで、
無意識に英語の正しい音、口の動かし方を
意識しながら読み取るようになり、
どんどん鍛えられていくのです。

 

この効果は本当に絶大なのです。

 

リーディングだけでなく、単なる思考にすら影響します。

 

例えば私の場合、自宅にいるとき、
次回の会議でどういう英語で表現すれば
いいかぼんやり考えるときがありますが、

 

奥さんに
『え?今何て言ったの?』

 

とよく言われます。

 

ただ、頭の中で思考していただけのつもり
なのに、喉と口元は英語の動きを
無意識にしてしまっているため、
じわりじわりと声が出てしまっているのです。

 

発音というのは、これくらい無意識に体に
刻まれて、あらゆる場面で影響が出てくる
ものなのです。

 

だからこそ、私は、
我々のような大人こそ、一番最初に
『発音』の学習からはじめるべきだ
と考えています。

 

私はUDA式30音をやり始めて、一年後には
アメリカ英語とイギリス英語の発音の違いが
はっきり認識できるようになりました。

 

私の発音はアメリカ英語寄りですが、
UDA式30音を実践することで
『自分なりの正しい英語発音』を
しっかり認識できたことで、そこからの
差分と言う意味でアメリカ英語と
イギリス英語をとらえることができるようになったのです。

 

『Are you busy today?』すら
聞き取れなかった頃と比べると
とてつもない進歩ですが、ここまで来るのに
たった1年です。

 

このレベルになると、TOEICのリスニングが
かなり楽になるので、語彙が少なめでも、
たいていの人は800点を超えてくると思います。

 

そして何より、自分の発音に自信が
持てると、大きな声で話せるようになる
ことも重要なメリットです。

 

発音に自信がないと、どうしてもボソボソと
スピーキングしてしまい、ネイティブにとっては
余計に聞こえづらくなります。

 

聞き返されると

「あ~、自分はやっぱり発音がダメなんだ」

と思って萎縮してもっと声が小さくなる

という悪循環に陥ります。

 

と、まあ
発音の訓練がもたらす効果を色々と
ご紹介してきましたが、本当に、ここでは
書き切れないくらい沢山良いことがあります。

 

『発音』が全ての英語学習の起点となります。

 

私は35歳にして初めてそれに気付きました。

 

『発音』の訓練をすることで、
リスニング、リーディング、ライティング、
単語や熟語暗記などの全ての学習に
レバレッジが聞いた状態となるので、
最短・最速で実用的な英語を習得する
ことが可能となるのです。

 

UDA式30音のDVD版は手頃な価格で
良いのですが、発音を練習する際は、
部分的に何度も巻き戻して見ることに
なりますので発音PROという
PCソフト版が使いやすいでしょう。

 

私も実際にこれを購入しています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
書いていくうちにどんどん熱くなって長くなってしまいました。
以上が皆様の参考になれば幸いです。

 

英語発音は「UDA式発音PRO」

 


そのうち時間があれば、TOEIC 800点台から
900点台に上げる方法論について、別の記事を
作りたいと考えています。

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