『何が~するための制限なのか』は “what is the limitation to do” と表現できます。
この応用として、ちょっとややこしい表現ですが、『何が~するための制限とならなければいけないか』と言いたいときは “what must be the limitation to do” と表現できます。要するに、どうして制限されるの? 何が理由で制限されなきゃならないの? というニュアンスです。
<例文>
Would you provide us the details on what must be the limitation to support ABC specification?
訳)ABC仕様をサポートするのに何が制限となってしまうのか詳細を説明していただけませんか?
上記の例文は、要求仕様のやりとりで、相手にある機能等をサポートしてもらいたいのだけど、それは出来ないという回答が来たときに、出来ない理由を少し突っ込んで訊くという文脈です。
上の例文の “what is the limitation to support…” では【関係代名詞のwhat】を用いています。
【関係代名詞のwhat】は「~もの、~こと」という意味で、“what”自体に【先行詞】となりうる“the thing(s)”を含んでいます。
ですから【関係代名詞のwhat】を使う場合は【先行詞】はいりません。
もし、無理に【先行詞】を使いたければ次のような関係があります。
【関係代名詞のwhat】=【先行詞のthe thing(s)】+【関係代名詞のwhich】
この関係を使って、上の例文を書き換えると以下のようになります。
実際にこのような文を使うことはないでしょうが文法的理解を深めるための参考になれば幸いです。
<例文>
Would you provide us the details on the thing which is the limitation to support ABC specification?
ABC仕様をサポートするのに何が制限となるのか詳細を説明していただけませんか?