まず初めに “before” という語について整理しておきます。 “before” には3種の品詞があります。
before …時間的に『前に』、位置的に『前に』
- 【副 詞】
- 【前置詞】
- 【接続詞】
“before” の【接続詞】として用法に従えば、 “before + S + V…” =『SがVする前に』というように後ろに文の形をとることができます。
<例文1>
Before we close this theme, we need to resolve the understanding on ABC specification.
この議題を終わらせる前に、ABC仕様についての理解を明確にする必要がある。
“before + S + V…” は副詞節なので、もちろん後ろに置くことも可能です。
<例文2>
The software must be installed before the measurement head is plugged in.
この測定ヘッドが接続される前に、そのソフトウェアがインストールされる必要がある。
また、とても便利な表現として “before doing” =『~する前に』という形がありますが、この場合の “before” は【前置詞】です。【前置詞+動名詞】で副詞句の形です。
<例文>
Before making connections, be sure to turn off the machine.
接続する前に、装置の電源を必ず切っておいてください。