日本語メールにありがちな「申し訳ありませんが、~をお願いします」という言い方は英語にはありません。
ただ、ちょっと似たような表現として、
「申し訳ないのです(残念に思いますが)が、~であるということをお知らせします」
という言い方はあります。
I am sorry to tell you that… 『…であるということを伝えなくてはならないことを残念に思う』
<例文1>
I am sorry to tell you that we have cancelled our event scheduled this weekend. Because we did not have sufficient attendance to carry out the event.
訳)申し訳ないのですが、今週末のイベントをキャンセルしました。このイベントを執り行うのに十分な人数の参加者が集まらなかったためです。
こういう場面で、文法的にちょっと意識しておきたいことは、
I am sorry for telling(動名詞)
ではなく
I am sorry for to tell(to不定詞)
を使うということです。
動名詞を使うときは、もう何かしてしまった事(過去の出来事)に対してです。一方、to不定詞を使うときというのは、これからすること(未来の出来事)に対してです。
例文1の例だと、「これからお知らせすること」に対して、申し訳なく(残念に)思っているという文脈ですから、to不定詞を使うのが適切であります。
このように動名詞には過去っぽい響きがあり、一方でto不定詞には未来っぽい雰囲気があります。