奇妙な英語の世界へようこそ…
日本語で言えばなんてことはない『私のとあなた』ですが、英語では釈然としないルールがあります。
まず、以下の例文を見て下さい。
<例文1>
You and I go to Starbucks.
訳)あなたと私はスターバックスに行く。
例文1には何の違和感もないでしょう。自然な英語です。
しかし、 I と you の順番を入れ替えてみましょう。すると、
I and you go to Starbucks.
となるわけですが、英語のネイティブスピーカーをこの順番で言うことは決してありません。つまり、
○: You and I go to Starbucks.
×: I and you go to Starbucks.
ということになります。
何でだよ!?という突っ込みを入れたくなる気持ちはわかりますが、これが英語だと諦めるかしかありません。
You の代わりに固有名詞を使っても同様です。
○: Sean and I go to Starbucks.
×: I and Sean go to Starbucks.
(訳:私とショーンはスターバックスに行きます)
ネイティブにも理由を聞いてみたことはありますが、「え、だってそーいうもんだんから」としか返ってきませんでした。。それを言われたら、何も言い返せませんが
ちなみに、以下のように言うこともあります。
<例文2>
Me and you go to Starbucks.
訳)わたしとあなたはスターバックスに行きます。
なんと主語なのに目的格の Me を使うという、意味不明の習慣があります。それどころか、こっちのカジュアルな響きとなるため、 You and I よりよく使われるという・・・
なんで、こんなことになっちゃっているのかネイティブも答えられないのですが、まあ、何でしょうね… 黙って受け入れるしかありません。
英語を話す機会があったら、we の代わりにぜひ使ってみてください。そしたら、なんとなく馴染んでくると思います。
最後にまとめておきます。
○: You and I go to Starbucks.
○: Sean and I go to Starbucks.
○: Me and you go to Starbucks.
○: Me and him go to Starbucks.
×: I and you go to Starbucks.
×: I and Sean go to Starbucks.
参考になりましたら幸いです。