home というのはちょっと特殊なタイプの単語です。
「名詞」でもあり、そして「副詞」でもあるという特徴があります。
go と一緒に用いられる場合は、「副詞」として用法です。
なので、go home とは言えますが、go to home とは言えません。
【誤】go to home
【正】go home(homeには既にtoが含まれていると考える)
<例文1>
Oh, it’s time to go home.
訳)おっと、もう家に帰る時間だな。
go home の代わりに go back home と言うこともあります。
この場合の home もやはり副詞ですから、go home と同様に前置詞の to は不要です。
<例文2>
After work I went back home.
訳)仕事を終えてから、私は家に帰りました。
go homeと似たような表現として、go to my house という言い方もあります。
このときの house は名詞なわけなので、前置詞の to が必要です。
ただし、英語の世界ではどういうわけか go to my house を「自分の家に帰る」という意味で使えません。
なので、結局 go home の代わりにはなりません。
go to my house は例えば以下のような文脈で使います。
<例文3>
Can you go to my house without me? I’ll be there soon.
訳)先に、私の家に行っててくれる? 私もすぐ行くから。