ここで話題にしたいことはよくある『東京からニューヨークまで飛行機で13時間かかります』というような表現ではなく、単にぼんやりと『結構時間がかかりそうです』という言い方です。
『この仕事には約5時間かかります』ではなく、単に『結構時間がかかりそうです』と言いたいときがあると思います。例えば、ある仕事を終えるのに何時間かかるか厳密に分からないが今のところ結構な時間がかかることは予想される場合や、納期を厳密に設けたくない場合等いろいろあるでしょう。
しばらく時間がかかる:It takes a while
<例文>
A: It could take a while to do that.
B: OK. You can take your time.
A: それをやるにはしばらく時間がかかると思います。
B: わかりました。時間かけていいですよ。
個人的には “It takes a while” は職場で使う場面も多く、かなり重要な表現だと考えています。“It” で始まるいわゆる【形式主語構文】というやつで、英語では時間や天気を表現したいときはとりあえず “it” を主語にします。
“It takes a while” と同じ形で “It takes forever” という言い方があります。
途方もなく時間がかかる:It takes forever
ご存知のとおり “forever” は『永遠』を意味しますので、“It takes forever” は比喩的な誇張表現です。
これも本当によく聞く言い方で、ネイティブが好んで使う表現と言えるでしょう。例えば、旧型のコンピュータの立ち上がりが遅いのを目の前にして “It takes forever!” と言ったりします。