まずは能動態の形で英作文してみましょう。
<例文1>
We consider the system operating as intended.
訳)我々はそのシステムが意図したとおりに動作していると考えています。
例文1は我々日本人にとってはかなり発想しにくい文ではないかと思います。
consider + O + doing で、「Oが~していると見なす」という意味になり、文法的には doing を補語と捉えて、SVOC(第5文型)の形です。
第5文型におけるC(補語)の役割は、O(目的語)を詳しく説明することで、このような補語の事を目的格補語と云います。
Cは一般的には形容詞であることが多いですが、上記例文1の場合は operating ですから、これは現在分詞です。
分詞というのは動詞と形容詞の性質を持っているため、目的語をとったり、補語になることが出来ます。
また以下のとおり、受け身の形で表現する事も可能です。
<例文2>
The system is considered operating as intended.
訳)そのシステムは意図したとおりに動作していると考えられる。
as intended は「意図したとおりに」を表す副詞句で、一種の決まり文句です。
intended は他動詞の intend (~を意図する)の過去分詞のことなので、より直訳的に捉えると「意図されたとおりに」という受け身の意味になります。