本シリーズはなんとなくの仏教徒だった私の聖書研究ノートです。
キリスト教の初心者向けにエッセンスをシンプルにまとめています。
全てのコンテンツはアカデミックな興味に基づくものであり、キリスト教の布教活動にくみするものではありません。
キリスト教の基本的な考え方は大きく言って以下の4つです。
- 神は永遠の存在である
- 神は全てを創った
- 神は神が創ったすべてのものを愛している
- 神は人間と交流する
では、以下から細かくみていきます。
A. 神は永遠の存在である(John 1章 1 ~2)
これは「神様は始まりも終わりも持たない」という考え方です。
- God was (Past)
- God is (Present)
- God will be (Future)
神は常に過去に存在していたし、現在も、未来も永劫存在し続ける終わりのない存在であります。
一方、不幸にも、人間には始まり(=誕生)も、そして終わり(=死亡)もあります。
B. 神様は全てを作った(John 1章3, 10)
これは小難しい日本語で言うところの「万物創造」というやつです。
神が作った「全て」は大きく分けて2種類あります。「物理的なもの」と「精神的なもの」です。
1. 全ての物理的なもの
・我々が生きる世界とそこに存在する全て
・宇宙のすべて
2. 全ての精神的なもの
・天国
・Spiritualな存在…天使、Seraphim、デーモン、サタン
神が全てを創ったというのなら、なぜ邪悪な存在であるデーモンやサタンを作ったのか?という当然の疑問が湧き上がることでしょう。
実は神が作ったのは本来「良い天使」なのですが、神は天使たちに対し自由な意思を与えたため、一部の悪い天使は自らの意思でデーモンやサタンになることを選んだと理解できます。
サタンやデーモンを言い換えると「悪い天使」ということになるのです。
C. 神は神が創ったすべてのものを愛している
1. 神はこの世界と、そこに存在する全てを愛している
2. 神は人間一人ひとりを愛している
D. 神は我々と交流する
1. なぜ神は人間達と交流しようとするのか?
a. 神の存在を人間達に示すため
b. 人間達が神とどういうふうに関わっていけば良いかを示すため
2. 神はどうやって我々と交流するか?
a. By voice – 神の声(創世記 3章1-21)
b. By visions – 視覚(創世記12章1-5, 15章1-7)
c. By dreams – 夢(創世記28章10-15)
d. 預言者を通じて(イザヤ書6章8-9)
e. 天使を通じて(Lukeの福音書1章11-19, 26-38)
f. 聖書を通じて(Timothyの手紙第一3章14-17)
(神は預言者と弟子達に神が与えたメッセージを書かせた)
g. 人間の心の中にある神の精神(ローマ人への手紙8章16-17)