自分としては明らかに『これは問題』と思っていても、相手もそのように思ってくれるかは別問題です。
特に、外国人相手、しかも慣れない英語メールだけがほとんど唯一のコミュニケーションツール立ったりする場合、苦労されている方も多いでしょう。
文字だけのコミュニケーションというのは予想以上にやっかいな場面があります。
ここでは、相手の協力を得るために、自分としてはこれは取り組むべき問題であると主張する表現を1つ学びたいと思います。
<例文1>
I think that this is a problem which needs to be fixed/addressed.
訳)私は、これは解決/取り組むべき問題であると考えます。
A problem which needs to be fixed で『解決されるべき問題』を意味します。
文法的には、2つのポイントがあります。
それは、「関係代名詞」と「不定詞の受身」です。
A problem which needs to be fixedを「関係代名詞」を使わない形で書き直すと、
A problem needs to be fixed (by us).
(ある問題は我々によって解決される必要がある)
となりますね。
Need to do で『~する必要がある』です。
一方、Need to be doneと言うと『~される必要がある』となります。この形(to be 過去分詞)がいわゆる不定詞の受け身というものです。
もしかしたら、関係代名詞+受動態の形はちょっとわかりにくかったかもしれません。
もし、能動態で表現したければ、以下のように言う手があります。
<例文2>
I think that this is a problem which we need to fix/address.
訳)私は、これは解決/取り組むべき問題であると考えます。
このように表現しても良いでしょう。
基本的には、能動態と受動態どちらを使ってもかまいません。
ただし、能動態を使うときは主語(by who)を省略することができます。
責任の所在をあいまいにしたときなど意図的に主語をぼかしたいとき、そもそも主語なんかどうでもいいときは能動態の出番と覚えておきましょう。