次のように、2つの言い方を考えてみましょう。
- それは気まずかった
- 私は気まずく感じた
前提として、気まずい出来事があって、その作用の結果としてあなたが気まずく感じたという関係を認識しておきましょう。
『それは気まずかった』は以下のような言い方があります。
よく使われるのは(1)の It was awkward です。もちろん it が指し示すのはあなたを気まずくさせるような状況です。
(1) It was awkward.
(2) It was embarrassing.
(3) It was uncomfortable.(居心地が悪かった。)
次に、『私は気まずく感じた』という表現を見てみましょう。
以下の例文は feel + 形容詞 の文です。経験的には、おそらく awkward を使うのだったら、(4)ではなく(1)の It was awkward の方が好まれると思います。
(4) I felt awkward.
(5) I felt embarrassed.
(6) I felt uncomfortable.(居心地悪く感じた。)
ここで、注意したいことは It was embarrassing とは言えても、I felt embarrassing とは言えないということです。
embarrassing という状況を作り出しているのは it つまり、「気まずい出来事」です。
その「気まずい出来事」が作用した結果、あなたが気まずい思いをさせられたわけですから、 I felt embarrassed とならなくてはいけないのです。
このような間違いにはまりやすい他の表現として exciting があります。
たまに I am exciting と言ってしまう人がいるようですが、本来は I am excited あるいは It is exciting と言わなければなりません。