「熟したリンゴ」は、ripe という形容詞を使って
Ripe apples
という事ができます。
本ページでは、ripe の正統派な意味と、皮肉的な意味の両方について確認します。
良い香りがする ripe
<例文1>
I guess (that) we have a couple of ripe apples in the refrigerator.
訳)冷蔵庫に熟したリンゴがいくつかあると思います。
この場合の ripe は、食べ頃(good to eat)を意味しており、果物らしい美味しそうな匂いがするはずです。
もう少し熟成が進んでくると overripe(熟し過ぎている)を使いますが、この状態も腐る一歩手前という感じで、「腐っている」わけではありません。
<例文2>
Somehow my father prefers overripe apples to ripe apples.
訳)どういうわけか、私の父は食べ頃のリンゴより熟しすぎたリンゴを好みます。
異臭を放つ ripe
上記のとおり、ripe はポジティブな意味で使われるのですが、どういうわけか「悪臭がする」という文脈で使われることがあります。
例えば、以下のような文で、スラング的な表現と考えていいと思います。
<例文3>
Oh, you are smelling ripe!
訳)うわ、あなたは悪臭を放っている!
元々は良い意味だったけれど、言葉遊び的に全く反対の悪い意味で使われるというのは、英語に限らずよくあることで、いわゆる Sarcasm(皮肉)と云われるものです。
smell ripe も Sarcasm の1つと考えていいでしょうね。
腐ったリンゴは?
英語で「腐ったリンゴ」は以下のような言い方があります。
- spoiled apples
- rotten apples
- decayed apples
- bad apples
<例文4>
A rotten apple on the table is smelling funny.
訳)テーブルの上にある腐ったリンゴから変な匂いがしている。