make sure はよく見かけるが、そう言えば made sure(過去形)は見たことがないなーと思ったことはないですか?
made sure は make sure に比べて使われる頻度は圧倒的に低いというだけで、これはこれで正しい英語です。
made sure の意味は
- 「確実に実行した」
- 「確認した」
を表します。
make sure の本質的な意味
make sure という表現は、例えば、相手の行動を念押しする文脈で用いられます。
典型的には以下のように、命令形を用いて、助言や勧告のような文体と共に用いられます。
<例文1>
Make sure to carry cash with you. Not every place takes credit cards.
訳)現金を持っていくことをお忘れなく。全ての場所でクレジットカードを使えるとは限りません。
他には、should (すべきだ)と一緒に用いられることもままあります。
<例文2>
You should make sure that the total amounts you enter are either under the upper limit or at the upper limit.
訳)あなたが入力した合計金額は上限値以下となるようにして下さい。(確実にそうなるようにしてください)
このように make sure の本質的な意味は、「~であることが確実であると自信を持って言えるようにする」という意味です。
make sure についての詳細は、以下のページも参考になるかもしれません。
関連ページ: make sure の意味は「確認する」と「確実に実行する」でいいか?
made sure の文例
例文1と2を made sure の文に書き換えてみたいと思います。
<例文2>
I made sure to carry cash with me, because not every place takes credit cards.
訳)現金をちゃんと持って来るようにしました。なぜなら全ての場所がクレジットカードを扱っているわけではないからです。
<例文4>
I made sure that the total amounts I entered were either under the upper limit or at the upper limit.
訳)入力した合計値がちゃんと上限値以下となるようにしました。(「上限値以下となっていることをちゃんと確認してある」とも解釈で知る)
上の例文3を見て、わざわざ made sure と言わなくても、ただの過去形を使えばいいのでは?と思わなかったでしょうか。
だから、made sure はあまり見かけません。
made sure を日本語に訳しても、ただの過去形とあまり変わらないです。
made sure が醸し出す雰囲気は、「やるべきことを確実にやってある(確認してある)」ということです。
<例文5>
I made sure to turn off all the lights before I leave.
訳)立ち去る前には全ての電気をちゃんと消すようにしました。
<例文6>
I made sure that the file was optimally produced for the software.
訳)そのファイルはそのソフトウェア用に最適化されて作られたことを確認しました。