familiar with と aware of の使いどころ―「そんなに詳しくないが表面的には知っている」と「存在すら把握してない」

~精通している」や「~に詳しい」と言いたいときは以下のような表現があります。

 

  • be familiar with ~
  • be knowledgeable about ~
  • know a lot about ~

 

<例文1>

Are you familiar with this standard JIS 2283: 2000?

訳)あなたは日本工業規格JIS 2283: 2000に詳しいですか?

 

ここでは、「~に詳しいですか?」と訊かれた場合の、回答例から familiar withaware of の使い方について検討してみたいと思います。

 

例文1 の問いに対して、例えば I am not familiar with that.(私はそのことに詳しくありません。)と答えたとしましょう。

 

このように答えると、「そんなに詳しいわけではないけど、表面的には知ってはいる」というニュアンスが出ます。

 

もし、まったく知らないのであれば aware of ~ を使って否定文を作ります。これで、その存在すら知りませんでしたというニュアンスが出ます。

<例文2>

I am(was) not aware of the standard for the calculation of viscosity index.

私はその粘度係数の計算方法に関する工業規格について把握していません(でした)。

※厳密に言うと、そのことについて詳しいか訊かれた時点で、それが存在することを知ってしまったので、I was not aware of that (過去形)と言ってもかまわない

 

まとめると、Are you familiar with ~?~に詳しいか?」と聞かれた場合は、

 

  • 詳しいとまでは言えないが、知ってはいる⇒ I am not familiar with を使う
  • そのことについて全く知らない(知らなかった)⇒ I am(was) not aware of を使う

 

ということになります。

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