『ばらつき』は英語で “fluctuation” や “variation” などが使えます。
“fluctuation” と言ったら、これは一般に「時間的な揺らぎ」を意味します。
あるシステムがあって、その入力と出力の関係の『ばらつき』と言いたいような場合は “variation” が適切です。
<例文1>
The variation of the response should be as small as possible.
その応答のばらつきは出来るだけ小さくあるべきである。
『ばらつきを抑える』は、程度の問題ですが『ばらつきを最小化する』くらいまで言えそうなら “minimize variation” と表現するといいでしょう。
<例文2>
The countermeasures can minimizes variation in output.
その対策により出力のばらつきを最小化することが可能である。
『ばらつきを最小化する』とまでは言えないまでも、単に『ばらつきを小さくする』くらいの言い方に留めておきたいならば、少し発想を変えて『ばらつくのを妨げる』⇒ “prevent variation” とします。
<例文3>
This measure prevents variation in output.
この対策により出力のばらつきを抑える。
『ばらつきを除去する』という意味で “eliminate variation” という言い方もありますが、通常ばらつきを全く無くすことは出来ないと思いますので、 “eliminate” は使う場面はそう多くないでしょう。