何か問題が発生したとしましょう。
そしたら、それが『再現する問題』なのか『(容易に)再現しない問題』なのかという観点はとても重要です。
再現させることができれば、原因の特定が容易になります。
英語では『問題を再現させるための手順』は以下のように、
Re-creation process
とか
Re-creation steps
などと言ったりします。
日本語から英語化するときには、できるだけシンプルに考えてみるといいでしょう。
細かいことは二の次です。
使い方は、以下の例文を参考にしてみてください。
<例文1>
Now we understand the re-creation process for producing the fault or failure.
訳)いま我々はその故障、不具合を再現させるための方法を理解しました(理解している状態である)。
ついでに、for + 動名詞 の形を復習しておきましょう。
for doing
と
to do
で、ちょっと迷うときってないでしょうか?
何か違いあるんだっけ?という感じで。
実は、違いはちゃんとあります。
正直言うと、ここまで非ネイティブは気にしなくていいんじゃないかって気もします。
でも、ネイティブにとっては明確に違いがあるので、復習しておきましょう。
実は、「モノ、コトの使用用途」を表現したいとき、for doing を使います。
例文1をもう一度見てみましょう。
<例文1をもう一度>
Now we understand that re-creation process for producing the fault or failure.
訳)いま我々はその故障、不具合を再現させるための手順を理解しました。
re-creation process は producing the fault or failure のために存在していますね。
つまり、「re-creation process」の用途は「不具合、問題を作り出すこと」と言えます。
その用途以外ないですね。
だから for doing を使います。
一方、動作の目的を表現したいとき、to do (不定詞)を使うことになってます。
例えば、
<例文2>
I am going to the pub to meet with my friend tonight.
訳)今夜、友人と会うために例のあのパブに行こうと思ってるんだ。
このような場合は to do を使います。
the pub は meet with my friend tonight のためだけに存在しているわけではないですよね。
確かに、似たような概念ではあるけれど、「今夜、私が友人と会うこと」が「the pub」の主な用途ではないので。
例えば、
<例文3>
I want to have one more pub for making much money.
訳)私はもっとお金を稼ぐためのパブがもう1つ欲しい。
こう言ったとしたら、pub の使用目的は「お金をより儲けること」になるわけだから、for doing が使えます。
主語はパブのオーナーですね。
ちょっと説明しにくい部分もあるけど、ネイティブははっきり使い分けてます。