Golden Master とはソフトウェアのリリースサイクルのあるステージを表しています。
『Golden Master』とフルで表現されることは稀で、大体『GM』と言う事が多いでしょう。
ソフトウェア開発もハードウェア開発も同じですが、最初に作ったもの(試作品)を評価して、不具合を見つけて改善し、改善品を作り、さらに評価して…という流れで、だんだん良いものが出来るのです。
このようにソフトのフェーズに名前を付けて管理することがあります。そのステージ1つが Golden Master です。
一般的には、以下のようなステージがあります。
Alpha(アルファ版)
↓
Beta(ベータ版)
↓
Final Candidate(最後の候補)
↓
Golden Master(ゴールデン・マスター版)
↓
製品版
このように Golden Master は開発フェーズの最終形です。
Final Candidate とは Golden Master になるための最終候補という意味です。
通常の開発プロセスにおいて、Golden Master はこれ以上は何の改良も、評価も必要ないほどの出来栄えになっているはずです。
GMが製品版となるためには、ソフトウェアとしての信頼性を補償するためのデジタル署名などを施します。
ちなみに、Final Candidate とか Golden Master という呼び名は、Appleコンピュータが最初に使ったと云われています。