“eye candy” は見る人の目を喜ばせるような人や物事を意味するスラングです。
日本語にとっては “eye candy” を『目の保養になる』という感じで訳せる場合もあります。
<例文1>
The sunrise which I saw at Mt. Fuji last year was the best eye candy that I had ever seen.
訳) 去年、富士山で見た日の出は今までで一番の目の保養になりました。
注意したいのは “eye candy” は素直に『素晴らしい』という意味と、ネガティブな含みを持たせた意味の両方があることです。
<例文2>
She is eye candy.
訳1) 彼女を見ると目の保養になる。
訳2) 彼女は見た目は素敵だが、その素敵さは表面的なものだ。
“eye candy” を人物に用いるときは気を付ける必要があります。
なぜなら “eye candy” は表面的な見た目は良いけど、肝心の中身にはあまり値打ちがないという、けなしのニュアンスを含むことがあるからです。
“eye candy” を夕日やオーロラ、花など自然現象として存在するものに対して使う分には一向にかまいませんが、人に使うときは注意した方がよいでしょう。
一般的にプレゼンテーションの資料を作る際は、1つのスライドにつき最低でも1つは図表や写真、絵柄を入れた方が良いとされてますが、そのように聴衆のビジュアルに訴えかけるものを “eye candy” と言う事もあります。