このページでは、工程系統図とは何か?について学んでいこう。
ちなみに、工程系統図は英語で Process Flow Diagram と云われるんだ。
覚えておくと外国人エンジニアと話すとき便利だよ。
工程系統図を使って、どうやって製品を作っているかを見える化して、品質の改善に役立てよう。
工程系統図は、ある製品を作るのに使われる製造の過程をステップ・バイ・ステップで表したものだよ。
- どうやって製品を作るか?(PROCESS)
- どういう順番で?(FLOW)
- 1つのステップを表す図形(DIAGRAM)
ものづくりの工程を図形で表してみよう
工程系統図を作るためには2つのシンボルが使われる。
- 台形(orただの四角)
- ひし形
台形(ただの四角)は工程の中のある「ステップ」を意味している。
ひし形は「判断を下すポイント」なんだよ。英語だと Decision Point と言うよ。
で、矢印は工程の流れを意味しているわけだね。
さて、ひし形があるところは、何かしらの判断をしないといけないところだ。例えば、仕入れた部品のサイズは正しいか?とかね。
- もし、その判断が承認されれば、下の矢印に従う(上の図のA)
- もし、否定されれば、横の矢印に従うよ(上の図のB)
このルールだけは覚えておこう。
横の矢印の先には、次のアクションが示されていて、1つ前の工程に戻されて、最後にひし形に戻ってくる。
このループは、この問題が解決されるまで(承認されるまで)延々と繰り返されるよ。