GMAPオリジナル問題集です。
正解は最下部に載せてますので腕試しに活用してみてください。
Q1
「今日の100円は、明日の100円よりも価値が高い」というファイナンスの考え方がある。これを説明したものとして正しくないものはどれか?
- この考え方は「100円を銀行に預金しておけば、例えば1年後に金利を得ることができる」ということに立脚している
- この考え方は「未来は常に不確実だから、今手元にある100円のほうが確実でより価値がある」ということに立脚している
- この考え方に基づいて、未来に受け取れるはずの金額を、現在の金額に換算したものを「現在価値」という
- 「割引率」が大きくなると、「現在価値」も大きくなる
Q2
割引率 r について説明したものとして、正しくないものはどれか?
- リスクが高いほど、割引率 r は下がる
- 割引率 r は、現在価値を計算するとき、分母の項の1つにくる
- 割引率 r は正の数である
- ディスカウント・ファクターは 1/(1+r) で計算される
Q3
資産から生み出されるキャッシュフローの現在価値を計算する方法として、正しいものはどれか?
- ペイバック(回収期間)法
- DCF法
- 移動平均法
- 定額法
Q4
投資評価の方法として、NPV(正味現在価値)について、説明したものとして正しくないものはどれか?
- NPV<0である場合、投資すべきではない
- NPVが0になるときの割引率をIRR(内部収益率)という
- NPVとは「初期投資をある特定の期間で回収する」という考え方である
Q5
IRR(内部収益率)について説明したものとして、正しくないものはどれか?
- IRRは、同じくらいのリスクを持つ投資案件の利回り(ハードル・レート)と比較検討するのに用いられる
- IRRがハードル・レートよりも小さい場合、投資不適格と判断する
- IRR法とは、NPV(正味現在価値)法とペイバック(回収期間)法を組み合わせ弱点を補完したものである
Q6
「効率的フロンティア」について説明したものとして、正しいものはどれか?
- 国債など無リスク資産とリスク資産を組み合わせたとき考慮すべき直線
- 株式投資に関する リスク vs 期待利回り をプロットした際、与えられたリスクに応じて最大のリターンを得るためのポートフォリオを表す曲線
- 効率的に初期投資を回収するための安全性が確保できる領域
Q7
CAPM(資本資産価格モデル)の考え方が使われているものは、次のうちどれか?
- 貸借対照表
- 株式の個別銘柄の期待利回りの計算
- ペイバック(回収期間)法
- 全部原価計算
Q8
無リスク資産の利回りが2%、マーケットプレミアムが4%、個別資産リスク(ベータ)が1.5のとき、期待利回りRはいくつか?
- 6%
- 7%
- 8%
- 9%
Q9
「株主資本コスト」は、投資家側から見れば「期待利回り」となる。株主資本コストの推定方法として、正しくないものはどれか?
- CAPM(資本資産価格モデル)を利用した推定方法
- 配当割引モデルを利用した推定方法
- WACC(Weighted Average Cost of Capital)を利用した推定方法
Q10
株式投資において、「将来受け取る配当の現在価値」が意味するものとして、正しいものを選べ。
- 理論株価
- 配当の成長率
- 株主の期待利回り
- キャピタル・ゲイン
解答は以下
Q1 ==> 4
Q2 ==> 1
Q3 ==> 2
Q4 ==> 3
Q5 ==> 3
Q6 ==> 2
Q7 ==> 2
Q8 ==> 3
Q9 ==> 3
Q10 ==> 1