個数や回数の英語表現

個数や回数などの量を表現したいとき日本語では、~数(すう)という非常に便利な言い方があります。

 

日本語ネイティブな私達にとって、この表現は数量表現したい単語に1文字(~数)か2文字(~件数、回数など)を後ろに付け足すだけなので非常にシンプルで使いやすいです。

 

しかし、英語においては、the number of ~という表現で個数や回数を表現します。

 

日本人のにとっては、たかが数量を表すだけののに、the number of ~ とはなんだか冗長な感じがします。

 

英語は日本語よりもずっと少ない文字の種類で成り立っていますので、日本語の漢字のように一言、二言で多くの意味を持たせることは所詮不可能なことです。

 

the number of 複数名詞: ____の数量

※全体で単数名詞の扱いになるので注意してください。単数名詞なので次に来る動詞は単数動詞となります。

 

例えば、以下のような言い方があります。

原子数

the number of atoms

電子数

the number of electrons

光子数

the number of electrons

ユーザ数

the number of users

ユニット数

the nunber of units

ステップ数

the nunber of steps

測定回数

the nunber of parameters

測定箇所数

the nunber of measurements

死亡者数

the nunber of deaths

事故件数

the nunber of accidents

細胞数

the nunber of cells

赤血球数

the nunber of red blood cells

ワクチン接種数

the nunber of vaccinations

感染数

the nunber of infections

 

the number of ~と似た表現で、a number of ~というものがありますが、これは意味が全く違いますので注意してください。

 

a number of 複数名詞: いくらかの____ ・  多くの____

a number of ~は、「いくらかの」という意味と、「多くの」という意味があります。しかし、「いくらかの」は少量の印象を持つのに対し、「多くの」では意味が似ているどころか逆じゃないかとすら思えます。

 

ですから、技術英語ではこのようなグレー言い回しは避けるのが無難ですが、技術系のドキュメントでも a number of ~が使われることはあります。どちらかと言うと「いくらかの」という意味で使われているものが多いと思います。

 

よって、a number of ~ を見たら、まずは「いくらかの」だと思って読み進めてみるといいです。

コメントは受け付けていません。