複数あるデータ等を『比較する』と言いたいとき “compare” 以上に分かりやすい表現はないでしょう。
他の言い方もあるにはありますが、まず覚えなくていいです。
AとBを比較する:compare A to(with) B
<例文1>
We did not compare A to(with) B in a fair method. I would like to review the data and our position on the issue.
訳)我々はAとBを公平な方法で比較していません。私はこの問題に対する我々の立場(見解)とデータを確認したいと考えています。
<例文2>
Are you comparing A to(with) B with the same instrument?
訳)同じ測定器でAとBを比較しようとしているのですか?
比較対象のAとBの詳細を文の中に含めたい場合、以下のようにコロンを使うことができます。コロンはしばしば『すなわち』という意味で使われます。
<例文3>
We would like to compare A: abc.txt with(to) B: xyz.txt.
訳)我々はA(abc.txt)とB(xyz.txt)を比較したいと考えています。
AとBを比較することによって
- by comparing A to(with) B
- with comparing A to B
<例文4>
The test is carried out by comparing test specimen to(with) certified standards.
訳)本テストは試験器と基準器を比較することによっておこなわれる。
<例文5>
Could you help us with comparing A to B with your mat lab tool?
訳)MATLABツールを用いてAとBを比較していただけますか?
AとBを比較した(比較している)グラフ:Graphs comparing A to(with) B
グラフのタイトル等に「AとBを比較した図」というように書きたい場合があると思います。そういうときは現在分詞: comparing が使えます。
“comparing” が後ろから “Graphs” を修飾して、全体で名詞句となります。このような形を後置修飾といいます。分詞が後置修飾の形となる場合は、分詞の後ろに目的語や副詞などを伴う場合です。上の例では “A to(with) B” が現在分詞の目的語になります。