head と言えば名詞で「頭」ですが、実は他にもいろいろな意味があります。
動詞としての head は「~に向かって進む・進ませる」という意味を表すことが出来ます。
元々は「頭を進む方向に向ける」という意味なのでしょうが、もはや go と同じ意味と言えます。
普通に go を使えばいいのですが、ネイティブにとっては go だと簡単すぎるので、head を使うことで少し恰好が付くのです。
<例文1>
We are going to head (over) to a laboratory in the building around 10:30 to 11:00 tomorrow.
我々は明日の10時半から11時の間にそのビルにある実験室に向かうことになっています。
head over to の over は有っても無くても意味は変わらないです。head to だけでいいです。
また、to の代わりに for を使うこともあります。head for も head to も意味は同じです。
一般的に、for は「ざっくりとした方向性」を意味し、to は「到達地点」を意味するものなのですが、head for と head to に関して言えばほとんど区別されずに使われているように感じます。
<例文2>
Where are we heading for(to)?
我々はどこに向かおうとしているのでしょうか?
同じ仲間の表現をまとめると、以下のようになります。
- head over to
- head to
- head for
- go over to
- go to