控えめに相手にお願いしたいとき、私は if at all possible を使ってます。
if at all possible
- もし少しでも可能性があるようなら
- いやしくも可能であるなら
<例文1>
If at all possible, it would be good to have both a part-A and a part-B available.
訳)もし少しでも可能性があるなら、部品Aと部品Bの両方を1つずつご用意いただけると幸いです。
at all って何だっけ?
at all はたいていは「否定文」で使われます。例えば
<例文2>
I don’t get it at all
訳)私には少しも分かりません
at all は『少しも』という部分を表しています。これは否定を強調しています。
if at all possible と言うと『少しでも可能性があるなら』という意味になり、これはより控えめな表現ににするために一役買っています。
慣用的省略構文について少し
if at all possible は本来 if it is possible at all とするのが完全体です。if は常に接続詞なので if のあとには原則的に S + V の構造が必要なのです。
ただし、if at all possible のように、「主語」と「be動詞」が省略されることがあり、こういうのを慣用的省略構文と呼びます。
他には、
- if so: もしそうなら
- if any: もしあるなら
- if not: もししそうでないなら(もしないなら)
- if needed: もし必要なら
- if possible: もし可能なら
など、いろいろあります。
おそらく、if at all possible は if possible at all と言い換えても、間違いじゃないと思うのですが、どういうわけかネイティブは at all を前に出して if at all possible とすることが多いようです。