『~することは比較的多少簡単かもしれません』の英語で言いたいとき

比較的に』を辞書で調べると “relatively” や “comparatively” などの副詞が見つかりますが、『比較的に~だ』を表現するのに、このような副詞はいつも必要とは限りません。

 

比較的に』の意味することは、何かの比較対象と比べて、簡単だとか難しいとか言いたいわけなので、英語では単純に比較級を使えばいいだけです。“easy” の比較級は “easier” です。

 

一方、“difficult” の比較級は “more difficult” です。“more” が要るときは修飾対象の形容詞や副詞が長いとき(語数が多い)ときです。“difficult” は語数が多めなので “more+原級” となります。

 

 

~することは比較的多少簡単かもしれません』:It might be little easier to do

<例文1>

It might be little easier to scan 100 dpi just because it is half the 200 dpi scan.

訳)100 dpiで走査するのは比較的多少簡単かもしれません。理由はただ200 dpi走査のちょうど半分だからというだけですが。

学校の授業では、動詞の比較級を学ぶときは “than” が一緒に出てくるのが普通でしょう。ただし、実際の現場での英語コミュニケーションの中では比較級と一緒に “than” を使う場面はむしろ少ないです。

 

than” 以降が省略される場合、すなわち比較対象が明確に示されない場合は、文脈上何と比較しているのか分かるため省略されます。例えば、世間一般の基準や、常識的なもの、従来と比べて、予想していた事と比べてこうだ、と言っているようなときです。

 

日本語で『比較的~だ』というときも、その比較対象をはっきり言わないで使うことが多いと思います。要するに言わなくてもわかるでしょう、ということです。英語において “than” 以降がよく省略されるのも、その感覚と同じです。

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