不定冠詞(a, an)の基本的な用法は次のとおり2つあります。
- 可算名詞を修飾し、それが『ある1つの存在』であることを表す(唯一の存在という意味ではない)
- 一般論として何かの集合の共通の性質を述べるようなときに “any” の代用として『どの~でも』や『どんな~も』を表す
また不定冠詞には『存在が確定していない状態』という意味があり、『あるのか、ないのかはっきりしないけれど、もしあれば…』というニュアンスをもっています。
この意味を利用して、『別の物を新たに用意して…』という表現をすることが可能です。
<例文1>
A replacement reference plate should be used to recalibrate the instrument.
訳)基準板を別の物に交換して、それを本測定器の再校正に使用するべきである。
上の例文は、交換用の基準板が手元にあるのか、ないのかはっきりしないが、もしあれば基準板を別のものに交換されるべきであることを意味しています。