『どちらにせよ』 や 『いずれにしろ』 といった言い方は “either way” を用いて、以下例文のように使用することが可能です。
<例文1>
Is this just measurement variability, or something else?
Either way, I will start my analysis with the extended spectral range data.
和訳)
これはただの測定ばらつきでしょうか、それとも別の何かですか?
どちらにせよ、その拡張されたスペクトルレンジのデータを使って私なりの解析をやり始めようと思います。
“either way” は、このかたまりで副詞と考えていいと思います。よって上記例文のように文頭に持ってくることも可能です。
この語順から、日本語の 『どちらにせよ』 や 『いずれにしろ』 と同じような感覚で使えると言えるでしょう。日本人にとってもけっこう使いやすい表現だと思います。
ところで “either” の発音に2種類あります。
知らないと結構ぎょっとしてしまうため、念のためご紹介しておきたいと思います。
- eitherの発音1: イィザー
- eitherの発音2: ナィザー
カタカナで無理に表現すると上記のようになります。知り合いのアメリカ人によると、2番目の『ナィザー』の方がどちらかと言えば正しいとのことです。
私の周りには『ナィザー』と発音するネイティブのほうが多いと感じますが、私の周りはアメリカ人ばかりなので、イギリス英語圏だとまた違うのかもしれません。
“either way” とほぼ同じように使える表現として “In either case” という言い方もあるので、これも合わせて覚えておくといいと思います。
<例文2>
In either case, we have to conduct an analysis of the situation first.
いずれのケースにしろ、我々はまず現状分析をしないといけない。