ネイティブの中にたまに「セマイ」と言うのが口癖の人がいるのですが、実はそれ Semi と言ってます。
例えば、以下のような文脈で Semi が登場します。
<例文1>
Aさん: I think (that) the adjustment works fine. Am I right?
訳)この調整装置は問題なく動作していると思うのですが、正しいでしょうか?
Bさん: Semi.
訳)まあ、そんなとこかな。
semi っていうのは接頭辞の1つで「半分の」という意味です。標準的な使い方として、例えば semi-asleep 「半分眠い≒まあまあ眠い」と言ったりすることがあります。
<例文2>
I’m semi-asleep.
訳)私はまあまあ眠い(半分眠い・半分疲れている)。
「半分眠い」とは、逆の方向から見れば「もう半分は眠くない」ということですから、例文2を以下のように書き換えることが出来ます。
<例文3>
I’m half asleep half awake.
訳)私は半分眠いが、もう半分は目が冴えている。
要するに、Semi は、どっち付かずで、いい加減。テキトーにうやむやにしたいときに使う表現で、Kind of や Sort of と同じような感覚で使われます。
日本語の「ちょっと」に似た雰囲気があります。
Semi は接頭辞であるにも関わらず、例文1のように単独で用いられことがあり、このような場合 Kind of や Sort of と置き換え可能であることが多いです。