ほとんど全てのメーカーは何かしらの測定器を用いて、設計や品質管理を行っています。
測定器を用いて製品の性能を定量化し、最終的にはその性能が顧客の元でそのまま発揮されればいいのですが、実は開発段階の測定器がいい加減でろくに校正もされていないものだったら困ってしまいます。
よって多くの企業では、「弊社はちゃんと設計・製造やっていますよ」という肩書を得るためにISO9000シリーズのような国際規格を取得しています。
大学の研究室の測定器とかではあまり口うるさく「校正、校正」と言われなかったと思いますが、こと企業においては測定器の校正には非常に熱心に取り組まれています。
“pass calibration”:校正に合格する
<例題>
Your instrument has passed calibration.
お手元の測定器は校正合格しました。
「校正合格済みである」のようなニュアンスを伝えたい場合、この例文のように【完了】の現在完了を使うとよいでしょう「人の手によって校正されて、その結果として合格しました」というような捉え方でなく、測定器そのものを主語として、校正合格するという形にするのがコツと言えばコツでしょうか。とにかく受身は使わなくてOKです。
<例題>
If your meter does not pass calibration in the future, it will be time to retire it.
今後、お手元の計測器が校正に合格しない場合、測定器は引退時期となります。