「ばらつき」は英語では variation や fluctuation といった言い方があります。
では「日々の」はどう言えばいいでしょうか?
答えは day-to-day や daily です。
日々のばらつき: day-to-day(daily) variation
day-to-day はこのかたまり全体で、形容詞になっていると考えると理解しやすいでしょう。
ハイフンが使われない場合、つまり単に day to day と使われることもあるようですが、基本的にハイフンが必要です。
<例文1>
The calibration compensates for day-to-day variations in output quality.
そのキャリブレーションは出力品質の日々のばらつきを補正します。
daily も day-to-day 同様に、限定用法の形容詞であり、名詞の前もしくは後に置かれて、その名詞を限定(修飾)します。
<例文2>
I am going to determine daily variation in blood pressure and body weight.
私は血圧と体重の日々のばらつきを計測しようと考えています。
day-to-day と似たような表現として、night-to-night や year-to-year などもあります。
例文2で daily の代わりに night-to-night と言ったら、毎日夜に、血圧と体重を測って、日間のばらつきを計測していることになります。
また、例えば天文学とか、気候の研究などでは、普通よりは長い時間で、物事を観察していますから year-to-year variation (年ごとのばらつき)という言い方をするときがあります。
このページの冒頭で、「ばらつき」を意味する言葉として、variation や fluctuation があるとご紹介しましたが、day-to-day や daily を使って「日々の」や「日間のばらつき」と表現する場合は、fluctuation もよく使われます。
fluctuation が意味するばらつきとは、時間の経過に伴うばらつきを意味します。「日々のばらつき」はまさに時間変化するばらつきの事です。
一方、variation はもっと広い意味のばらつきでを意味します。 fluctuation も概念的には variation の一部と言うことが出来ます。
<例文3>
The purpose of this study is to compare the day-to-day fluctuation of A and B.
この研究の目的は、AとBの日々のばらつきを比較することです。