私は長年、いわゆる『英語の達人たち』の
書籍を読んだり、話を直接聞いたりしてきました。
どうやったら英語を実用的なレベルにすることができるのか…?
この疑問を解消するためです。
が、たいていの場合、
私にとって、参考になりそうな答えが
返って来ることはありませんでした。
なぜかと言うと、多くの場合
彼らは英語に対してストイック過ぎるか、
天才肌なタイプだからです。
例えば、
『私は一刻も早くを英語でイギリス人やアメリカ人と話せるようになりたかったので、毎日14時間勉強していた』
とか
『英単語100個・例文30個を毎朝100回以上声に出して、暗記するという勉強法を1年以上実践していた』
とか
『中学生のころから洋画の音声をカセットテープに録音して、全セリフを丸暗記した』
と言った具合です。
確かに、立派な人たちです。
それだけの努力を継続できる根性
英語に対する強烈な情熱、
には素直に脱帽します。
ただ、残念ながらこの手のノウハウは
私にとっては全くと言っていいほど
意味がないのです。
なぜか?
なぜなら私という人間は
・そこまで圧倒的な努力ができる精神力を持ち合わせていませんし、
・そもそも英語に対しての思いも普通の人と比べれば英語に関心があるほうかなー
というレベルだったからです。。
私はどちらかと言うと『なまけもの』なタイプの人間なのです。
でも、英語を学習している大半の人って
私と同じよう状況ではないですか?
・『英語を使って仕事をしなくちゃいけないから』とか、
・『年収を上げるための手段として英語力を高めたい』とか、
そのような一歩引いた感じの人の方が
多いのではないでしょうか?
確かに翻訳家とか同時通訳者になりたい
という人ならば、それこそ血反吐を吐くほどの
努力が必要かもしれません。
しかし、もし私達が
『英語が実用的なレベルで使える』
というゴールを目指しているのだとしたら、
それ相応のやり方があると、私は確信を持って言えます。
次のページから、英語を習得するのに
延々と遠回りし続けた私の個人的な
お話をしたいと思います。
第二話:10年間英語を勉強しても『Are you busy?』すら聞き取れない悲しさ