「静特性と動特性の違い」を1分で理解する

このページでは、品質工学における「静特性」と「動特性」について説明します。以下が静特性の概念図です。

静特性の例は、スイッチをONにしたら、ある一定の電圧値を出力するような定電圧源や、ある一定の明るさで光る電球などが分かりやすいかもしれません。

 

スイッチON状態では、常に一定の目標値に応じた出力となるよう設計されています。よって、静特性のあるべき姿は、目標値に対し

 

  1. ばらつきが小さいこと

 

となります。この1つだけです。

 

一方、動特性の概念は以下のようになります。

動特性の目標値は一定ではありません。入力と出力の関係から目標値へ合わせこみます。よって、動特性のあるべき姿は、

 

  1. ばらつきが小さいこと
  2. 入力と出力の関係が線形であること

 

すなわち、入力と出力の関係を安定させることが重要であります。これが「機能性」の改善につながるわけです。

 

ここで動特性の概念図において入力をある一点に固定した場合どうなるでしょうか。

この場合、目標値も一定となり、この目標値に対してばらつきが小さいことがあるべき姿となります。すなわち、これは静特性の概念に戻ります。

 

まとめると、以下のようになります。

 

2段階設計における静特性と動特性の違い

静特性

動特性

1段階目

「SN比」でばらつきを抑える

「SN比」でばらつきを抑える

2段階目

「感度」で目標値に合わせ込む

「感度」で目標値に合わせ込む

さらに

「入力」で目標値に合わせこむ



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