L9直交表

一般に品質工学では、2水準系のときは L12 を、3水準系のときは L12 もしくは L36 を使うことになっています。 なぜかというと、L12、L36 は交互作用の影響が小さいからです。 L9 が全く使い物にならないわけじゃないのですが、L12、L36 と比較して騙される可能性が高いので、もし使うなら注意して使いましょうということになります。 L9の

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品質工学におけるいろいろな因子

制御因子:Control Factor 安定したシステム(最適条件)を決定するための手段。通常、直交表に割りつけられる因子(内側)。設計者が自由に用いることができるもの。 信号因子:Signal Factor 動特性のパラメータ設計に用いる。つまり「入力」に用いる。目標値へ合わせるための手段とも言える。制御因子を割りつけた直交表の外側に割りつけられる(多元配置される)。信号因子は静特

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「静特性と動特性の違い」を1分で理解する

このページでは、品質工学における「静特性」と「動特性」について説明します。以下が静特性の概念図です。 静特性の例は、スイッチをONにしたら、ある一定の電圧値を出力するような定電圧源や、ある一定の明るさで光る電球などが分かりやすいかもしれません。 スイッチON状態では、常に一定の目標値に応じた出力となるよう設計されています。よって、静特性のあるべき姿は、目標値に対し

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