「at」の基本イメージ
「変化する過程の、ある一点の存在」を表現するイメージから、割合・程度などの具体的な数量表現に用いられます。(ただし、実際に「at」を用いるときは、必ず「変化する過程」の中で使われる必要はないです)
使用例は以下の通りです。
at a depth of 50 nm
訳)50nmの深さのところで
at a velocity of 268 meters per second
訳)毎秒268メートルの速さで
ちなみに velocity は方向を持った速度ですが、speedは方向を持ちません。
以下は、「at」と組み合わせでよく使う数量表現の基本形です。不定冠詞の「a」は数量表現の決まりです。
普通に考えると、後ろの「of」で限定しているはずなので「the」になっても良さそうですが、常に「a」を使います。
a(an) + 単数名詞 + of + 数値 + 単位
The optimized grid is used at a grid size of 10mm.
訳)最適なグリッドは10mmのグリッドサイズで用いられます。
複数名詞を使う場合は、以下のとおり無冠詞になります。
複数名詞 + 前置詞(of, between, above, inなど) + 数値 + 単位
Power generation plants use voltages in the hundreds of thousands.
訳)発電所は何十万ボルトの電圧を使います。