「~が原因で」とか「~せいで」を表現したいとき、due to が頻繁に使われる。
due to ~ はこの固まりで、前置詞であると理解すればよい。典型的に、due to の目的語にはネガティブな出来事が入ることが多い。例えば、due to rain, due to an accident など。
due to a system update: システムのアップデートのため
<例文1>
Due to our system update, we urge all users to verify their email by clicking on the button below.
訳)システムのアップデートのため、全てのユーザーが以下のボタンをクリックして、メールの有効性を確認するようお勧めしています。
due は日本人にはあまりちゃんと理解されてない単語の1つじゃないかと思う。
due は due to として頻繁に登場するが、due が単独で用いられるのはどんな時だろうか?
ついでに確認しておこう。
実は、厄介なことに、due には3つの品詞形態があり、我々を混乱させている。
- 形容詞
- 名詞
- 副詞
形容詞の形は、日常会話の中でまあまあの頻度で出てくる。意味は「~することになっている」である。be supposed to do と似たようなノリで使えることを覚えておこう。
I am due to get on the bus.
訳)私はそのバスに乗ることになっている。
名詞の形は、そんなに見かけるもんじゃない。本質的な意味は「当然やるべきこと」になるが、そこから転じて「支払うべきお金 ≒ 会費」という意味でつかわれる。
You need to pay the membership dues in advance.
訳)前もって会費を支払う必要がある。
最後に、副詞のかたち。真南(まみなみ)、真北(まきた)、真東(まひがし)など、方角と組み合わせて「ま」を意味する。この用法は、あんまり見ることはないが。
We are going due south.
訳)真南に行くぞ。