ジブリアニメの「魔女の宅急便-Kiki’s Delivery」を英語で見ていて気付いたのですが、おそのさんとキキのやりとりで以下のような問答があります。
「魔女の宅急便-Kiki’s Delivery」からの引用
おその:Would you like some coffee?(コーヒーはいかが?)
キキ:OK!
多くの日本人にとって、キキの「OK」という言い方には多少違和感を感じるのではないかと思いますが皆さんはどのように思われるますか?
普通の感覚だと「Thank you」と言いたくなるところではないでしょうか。多くの日本人にとって、この文脈で「OK」というのはちょっと無礼というか、少し居心地悪く感じるのではないかと思いますが、実は英語的には割合普通のことです。ちなみに、この文脈で「OK」と言うと、これは「Yes」を意味しますので、コーヒーが出てきます。
「OK」は日本語の「大丈夫です」と似ていますが、Would you like some coffee? (コーヒーはいかがですか?)の返答して用いる場合、以下のように全く逆の結果を得ます。
- 「OK」⇒「Yes」を意味する⇒コーヒーが出てくる
- 「大丈夫です」⇒「No」を意味する⇒コーヒーは出てこない
このように「OK」と「大丈夫です」の2面性というか、使い方の違いは多くの日本人にとって、理解しにくいポイントの1つではないかと思います。ちなみに、ただ「OK」という代わりに、
OK. I am fine.
と言っても、言い方にもよりますが、ほとんどのネイティブは「Yes」と受け取ると思います。どういうことかと言うと、OK. I am fine (with that). と言っているように受け取られるからです。ところがどっこい、
I am OK.
と言ったら基本的には「No」と受け取られると思います。このように、「OK」の語感はややこしいのです。
私がお勧めしたいのは、「No」である意思を表したい場合は、「OK」は使わないようにするのがいいと思います。例えば、以下のような言い方があります。
- I am fine without coffee.
- Thank you but no I don’t want coffee now.
ちなみに、Would you like some coffee?(コーヒーはいかが?)の some は付けても付けなくても意味は変わりません。ではなんで、some があるのかというと、そのほうがリズムというか音的にベターたからです。ちょっとした感覚の問題であります。some なしで言っても問題はないですが、some を付けた方がより一般的な言い方となります。