「同じようなやり方で」と言いたいときは in a similar manner を使う手があります。
「similar + 単数名詞」を使うときは冠詞に注意が必要で、原則的に不定冠詞 a を使います。
どういうことかと言うと、similar の意味は「似ている」や「同じような」ですから、そういうものは無数に定義することができるので、その中の1つだよと言ってあげる必要があるのです。
a similar manner と言うと、同じようなやり方は他にもあるけれど、その中の1つを選択しているという含みが出ます。
<例文1>
Both files should be created in a similar manner.
訳)両方のファイルは同じようなやり方で作成されるべきである。
一方、「全く同じやり方で」と言いたいときは in the same manner を使います。
same を使うときは原則的に定冠詞の the を使います。なぜなら「全く同じやり方で」と言い切るためには、唯一無二の存在である必要があるからです。そのために定冠詞の the を使います。
<例文2>
Based on this, a new file should be generated in the same manner.
訳)この事から判断するに、新しいファイルは全く同じやり方で作成されるべきである。
「Aと同じようなやり方で」や「Aと全く同じやり方で」というように、“何”と似ているのか/同じなのかを明確にしたい場合は以下のように to を後ろに付けます。
- in a similar manner to A
- in the same manner to A