「~に問題がある」と言い切る英語表現は、There is a problem with/in ~ です。
There is a problem with/in ~
<例文1>
There is a problem with the system.
訳)そのシステムには問題がある。
これと似たような表現として、There is something wrong with/in ~という言い方もあります。
There is something wrong with/in ~
<例文2>
There was something wrong in my TV a couple weeks ago.
訳)私のテレビは数週間前、調子が悪かった。
※something は特殊なタイプの名詞で、形容詞で修飾する際は、後ろに形容詞を置きます。anything や nothing など -thing と付くものは必ずこうなります。
×: wrong something
○: something wrong
次に、<例文1>を「~に問題がある」と言い切らずに、「~に問題がありそうだ」と言い換えてみましょう。この方が使う機会が多いのではないかと思います。
There seems to be a problem with/in ~「~に問題がありそうだ」
<例文3>
There seems to be a problem with the system.
訳)そのシステムには問題がありそうだ。
There is a problem の there のすぐ後ろに seems to が挿入されて、これはto不定詞を作りますので、is は be に変化します(原形になる)
また、これと似たような表現として、There can/could/might be a problem with/in ~という言い方があります。これらも使い分けて、微妙なニュアンスを変えてみるといいでしょう。
There can/could/might be a problem with/in ~
<例文4>
There might be a problem in its firmware.
訳)そのファームウェアに問題があるかもしれない。
最後にもう1点だけ。
ご存知のとおり seem to be で「~であるように見える」を意味するわけですが、これと全く同じアイデアをを副詞の seemingly を使って表現することも可能です。この手の副詞は文頭に使うことが多いです。
Seemingly
<例文5>
Seemingly, there is a problem with the system.
訳)どうやら、そのシステムには問題がありそうだ。