しばしば “I am screwed” と “I am screwed up” は同じ意味だと誤解されているようです。
確かに、だぶる部分もありますが、両者は全く同じ意味ではありません。
以下から、違いについて検討してみましょう。
“I am screwed” の意味
意味としては、以下のような感じです。
- 八方ふさがりだ: I am stuck.
- お手上げ状態だ
- 身動きがとれない
- 行き詰ってしまった
- 何も選択肢がない: I have no options/choices.
例えば、早朝5時の飛行機に乗るために空港に自動車で向かっているとしましょう。
ところが空港まで20kmの地点での山奥でエンジンストップしてしまいました。
早朝の山奥で、助けてくれそうな車や民家は一切なく、駅やバス停も10km以上離れています。
車の荷台に自転車がありますが、どんなに飛ばしても5時には間に合いそうもありません。
色々解決策を検討してみたが、お手上げ状態です。
そこで一言 “I am screwed…”
つまり、“I am screwed…” は『とれる手段が何もない』ということですね。
“screwed up” の意味
一方、“I am screwed up” は状況次第ですが『私の頭の中は苛立ちと混乱でいっぱいだ』というような意味で使われます。
- めちゃくちゃになる
- 台無しになる: messed up
- うまく操作できない: cannot handle it
- 何が起こっているのか理解できない: cannot understand what is going on
- 苛立ち: angry
- 混乱: confused
<例文1>
I am really screwed up! I am going to blow a fuse.
訳)私は本当に苛立っている!堪忍袋の緒が切れそうだ。v
モノが主語になることもあります。
<例文2>
My car’s windshield is all screwed up.
訳)私の車のフロントガラスは完全にイカれてしまった。
※フロントガラスに何かが当たってバリバリに割れてしまった状況
以下は、会社のコピー機が意味不明なエラーを表示して使用不能に陥っている状況を、苛立ちを込めて表現する例です。
<例文3>
This stupid photocopier is all screwed up.
訳)このぼんくらコピー機に一体何が起こっているか全く分からない。
例えば、道に迷ったとき
<例文4>
This is really screwed up!
訳)この状況は、もう本当にどうしようもないな!
会社の会議等では、残念ながら以下のようなセンテンスを聞くことがあります。
<例文5>
The plan got all screwed up.
訳)その計画は滅茶苦茶に終わった(大失敗した)。
※ “screwed up” を強調するのによく “all” が使われます。