『AはBよりも良い』ということなので、
これは比較級を使います。
what makes A better than B: AがBよりも良い理由
<例文1>
Could you please explain to me what makes instrument A better than instrument B?
訳)計測器Bよりも計測器Aの方が良い理由を私に説明していただけませんか?
上記のような文を、ノンネイティブである日本人が一から作文するのは中々難しいことだと思います。
この例文の日本語訳をより直訳っぽく直すと『何が計測器Bよりも計測器Aを良いものにさせているのか私に説明してください』となります。
言いたいことは分かりますが、このような日本語は普通あり得ません。
よって残念ながら、このような “make” の表現は日本人には馴染みませんので、覚えるのに苦労することになります。
“make ~ …” で『~を…させる』を意味することは、中学校で習いました。
“make” や “let” のように目的語に『…させる』という作用を持つ動詞を使役動詞といいます。
使役動詞はしばしば無生物を主語にして、原因や理由を表します。
ここでは、このような “make” の用法について、もう一度復習しておきたいと思います。
まず “make ~ …” は以下3つの形態があります。
- make + 目的語 + 形容詞
- make + 目的語 + 動詞(原形不定詞)
- make + 目的語 + 名詞
では上記例文の “make” の用法は、どれに分類されるでしょうか?
答えは1番の形態: make + 目的語 + 形容詞 です。
通常の文だと “make it good” となります。しかし上記例文では、この “good” という形容詞が比較級に変化しているため “make it better” となるのです。
- good (原級)
- better (比較級)
- the best (最上級)
形容詞の比較級は、以下のような第二文型(S+V+C)を使って教わる事が多いでしょう。
<例文2>
My father is taller than me.
私の父は私よりも背が高いです。
しかし、比較級がいつも第二文型(S+V+C)で使われるとは限りません。形容詞が入れるところならどこでも比較級になることが出来ます。