『の前に』を英語化しようと思ったら、頭の中に思い浮かぶのは before か in front of ではないでしょうか。
- 場所的な『前』だったら、in front of を使うと良いでしょう
- 時間的・順序的な『前』だったら、before を使う方が自然な感じがします
(場所的な『前』に before を使うことも出来ます)
ここでは、before や in front of よりもちょっとマイナーな prior to を使って、『…の前に~しよう』を英語で表現を確認したいと思います。
ちなみに prior to は時間的・順序的な『前』に使います。
さあ prior to の使い方を覚えて、英語表現の幅を広げましょう!
~の前に…しよう
以下例文を参考にしてみてください。
<例文1-1>
I will renew my badge prior to the expiration date.
訳)無効になる日の前に、社員章を更新しよう。
<例文1-2>
Let’s get out of here prior to his arrival.
訳)彼が来る前にここからずらかろう。
prior to は前置詞
prior to はこの固まりで「前置詞」であると考えます。
なので、prior to の後には名詞しかとることができません。
prior to の後に S+V構造をとることは出来ませんので、ご注意ください。
おまけ1. ~の前に確認する
prior to を使って『~の前に確認する』という例文を作ってみました。
<例文2>
I will check if the report is completed. I need to confirm this prior to Monday.
訳)その報告書が完了しているかチェックします。月曜の前までに確認する必要があります。
おまけ2. ~の前に変更する
次に prior to を使って 『~の前に変更する』の英語例文を作ってみました。
<例文3>
We need to change the payment plan manually prior to each billing if we want to maintain to get a discount.
訳)もし割引料金でのサービスを継続したければ、請求される前に支払いプランを手動で変更する必要があります。
まとめ
知ってはいるけれど、あまり使えてない表現として prior to の例文をいくつか確認しました。
prior to は前置詞なので、後ろには名詞を置きます。SV構造を置くことはできません。
もし SV構造を置きたければ、before を使ってください。before は接続詞としての用法があります。
こう考えて見ると、before は前置詞であり、接続詞でもあり便利です。
また before は時間的な『前』でも、場所的な『前』でもどちらに対しても使うことができますので、万能な感じがします。
でも、だからと言って before ばかり使っていても進歩がありませんね。
ちょっとマイナーな表現もできるだけ意識して生活に取り入れて使っていくと、だんだん自分の血肉になっていきます。