日本人が前置詞を苦手とする理由

英語における前置詞は100種類程度あると言われています。

 

一方、日本語には、英語の前置詞に相当するものとして「後置詞」というものがありますが、実はほとんどの場合、「~で」 「~に」 「~の」 の3つの後置詞で事足りるのです。

 

多くの日本人にとって、日本語ではたった3語さえ知っていれば大体OKなのに、どうして英語はこんなに複雑なんだろうと感じられます。

 

そこで我々日本人は前置詞を論理的に理解しようと学習を始めるのですが、いくら英語とはいえ完璧に合理的に作られてきてるわけではないので、明らかに論理的にはつながりそうにない用法もあるような感じがして、「う~ん、わからん」となります。

 

英語に限らず全ての言語に言えることですが、文明の発展により多くの語が発明され、その多くは名詞です。

 

それに伴い、前置詞の用法も拡大解釈されて変化してきたという歴史があり、この過程の中で前置詞の使われ方が複雑になっています。

 

とはいえ、それぞれの前置詞の最も原始的な意味は一つしかないのです。
ですから前置詞マスターの近道は、最も原始的な意味、すなわり原義から理解することだろうと思います。

 

その上で、実際英文に数多く触れてみて都度、用法を確認していけばよいかと思います。

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