日本語では、改善された部品という意味で『改善品』という言い方があります。同様に、対策が導入された部品という意味で『対策品』などと表現することもあります。
これらを英語で表現しようとするときは大抵の場合、私はたいてい improved part(s) を使います。
<例文1>
Now we have improved parts. The parts are not on an official test because of time constraints. However, these improved parts are currently shipping to customers.
訳)現在、改善品の用意があります。これらの部品は時間の都合上、公式なテストには導入されていません。しかしながら、これらの改善品はお客様先への出荷準備中です。
improved はご存知のとおり動詞の improve (よくなる、を改善する) から来ており、いわゆる過去分詞の形です。
improved を分詞ととるか、形容詞と理解するべきなのかは、この際あまり気にする必要はないです。
というのも、一般に、形容詞は常に名詞の前に置かれ、分詞の場合は、ただそれだけなら形容詞同様に名詞の前、副詞などを伴う場合は名詞の後ろに置くというルールがあります。
よって、improved part(s) のように、単独で使う場合には、分詞だろうが形容詞であろうが、常に名詞の前に置く必要があるのです。