『これまで何かをやってきた』というようなことを言いたいときは【完了形】を使います。
現在までの習慣的動作の【継続】を表現するときは【現在完了形】となります。
(今まで) ~してきたのと同じように⇒ as I have been doing
<例文1>
We could measure A as we have been measuring B or we could speed the conveyor up a bit.
訳)今までBを測定してきたのと同じやり方でAも測定することができるだろう。あるいは、その搬送装置の速度を少し上げてもいいだろう。
上記の例は【現在完了】の中でも【現在完了進行形】と云われる形です。要するに単なる【現在進行形】が【完了形】になったもので、“been” が過去分詞に相当します。
【継続】を表現する【現在完了形】というのは、ちょっと理解しにくい部分があります。なぜなら【完了形】と呼ばれているくせに、【継続】を意味するからです。
【継続】を表現する【現在完了形】には以下の2種類があります。
- 継続してきた動作がちょっと前に完了した場合
- 継続してきた動作が今後も続く場合
【現在完了形】の【継続】が何を意味しているかというと、少なくとも直前まではその動作を継続していたということだけなのです。今後も継続するかどうかは【現在完了形】の関与するところではないということです。
さらに、もう一つ言いたいことは、ただの【現在完了形】と【現在完了進行形】とで、どちらでも文を作っても意味が変わらない場合がよくあるということです。あまり、この点については掘り下げたくはないのですが、個人的な意見としては【継続】を表現したいのであれば、積極的に【現在完了進行形】を使ったほうがよいと考えています。
なぜなら【継続】を表現しようしたときに【現在完了形】の “have + 過去分詞” のこの形が感覚的に馴染みにくいからです。この形から、継続してきた感があまり感じ取れないからです。
【現在完了進行形】を使った方が感覚的に馴染みやすいと思いませんか。多少不自然な言い方になる場合もあるかもしれませんが、英語のプロでもない限りあまり頓着するところではないように思います。