「~である場合」と言いたいときは以下の2パターンです。
- when + S + V…
- if + S + V…
上記の2パターンの使い分けは以下のとおりです。
- “when + S + V…” ⇒「SがVすることは通常よくあることだが」
- “if + S + V…” ⇒「SがVすることは通常あまりないだろうが」
よって「~が選択される場合」は受動態を使って
“when ~ is chosen”
もしくは
“if ~ is chosen” と言う事ができます。
<例文1>
When AUTO measurement method is chosen, there is a small adjustment in the resulting values that control the calibration parameters for A, B, and C.
AUTO測定方法が選択される場合、その結果得られる値の微調整がA、BおよびCのキャリブレーションパラメータを制御する。(ユーザーがAUTO測定方法することは通常よくあることである)
上の例文で “there is a small adjustment” というのが分かりにくいかもしれません。この文は【There be 構文】なので通常は「~がある」という意味になるますが、それだと腑に落ちない感じがします。
実は【There be 構文】を使うときは、基本は相手が知らない情報を知らせるときです。なので、上記の例文だと「AUTO測定方法が選択される場合」にどうなるか相手は知らないわけですから、“there is a small adjustment” としているのです。
“there is” は「有る」というよりは、「あなたが知らない情報をこれから言うよ」という合図のように捉えておくといいでしょう。
相手が “there is” と言うときは、何か知らないことや意識していないことを知らせようとしているのだなと思って聞くといいでしょう。