“screw up ~” はアメリカ英語のスラングで『~をめちゃくちゃにする』というような意味です。
ちなみに、イギリス英語では、この “screw up” に相当する表現として “bullocks up” という言い方があるみたいです
英語を第二言語として学習する日本人にとってスラングを覚えるというのは、必要なこととは思えません。
むしろ、最初のうちは出来るだけ避けたほうがいいとすら考えています。
しかし、この “screw up” に関しては、職場の廊下での会話、社内会議でも頻繁に使われる表現ですので、意味を知っておく必要があると思います。
“screw up” の意味を一言で表すとすると『滅茶苦茶にする』が一番近いように感じます。
使われるシチュエーションによっていくつか意味があります。
“screw up” の意味
- 滅茶苦茶にする
- 台無しにする(mess up)
- 大失敗する(make a big mistake)
- うまく操作できない(cannot handle it)
- 何が起こっているのか理解できない(cannot understand what is going on)
- 怒りを抱かせる(make someone angry)
- 混乱させる(get someone confused)
“screw up” は受け身の形 “screwed up” で形容詞的に使われることが多いです。
以下から簡単な英文で使われ方を確認したいと思います。
<例文1>
My car’s windshield is all screwed up.
私の車のフロントガラスは完全にイカれてしまった。
※フロントガラスに何かが当たってバリバリに割れてしまった状況
以下は、会社のコピー機が意味不明なエラーを表示して使用不能に陥っている状況を、苛立ちを込めて表現する例です。
<例文2>
This stupid photocopier is all screwed up.
このぼんくらコピー機に一体何が起こっているか全く分からない。
例えば、道に迷ったとき
<例文3>
This is really screwed up!
この状況は、もう本当にどうしようもないな!
誰かから、非常にまずい状況になっている話を聞かされたときの感想
<例文4>
That’s screwed up.
それはヤバいね。
人を主語にとることもあります。
<例文5>
I am really screwed up. I am going to blow a fuse.
私は本当に怒っている。堪忍袋の緒が切れそうだ。
会社の会議等では、残念ながら以下のようなセンテンスを聞くことがあります。
<例文6>
The plan got all screwed up.
その計画は滅茶苦茶に終わった(大失敗した)。
※ “screwed up” を強調するのによく “all” が使われます。
このようにネイティブは “screw up” を頻繁に使うのですが、くだけた表現には違いありませんので自分で使うにはあまり積極的にお勧めしません。
“screw” の発音は「スクリュー」というよりか、「スクルゥー」に近いです。