ハードウェア設計の現場において「見通しがある」はしばしば使われる言葉の1つかもしれません。
「見通しがある」とは即ち、「期待が持てる」、「有望である」、「成長が見込めそうだ」などように楽観的な展望を述べるときに使われる言葉です。
例えば、最後までデータを採り終わっているわけではないけれど、ここまでのデータから、できるだけ客観的に判断して有望そうだから「見通しあり」と言うことがあります。
このような「見通しあり」を英語では look promising と表現します。
look promising: 見通しがある(有望そうに見える)
<例文1>
The test has been ongoing but the result looks promising so far.
そのテストは継続中だが、これまでの結果は見通しあり。
look promising の文法的な構造は<動詞+形容詞>の形です。
この look は感覚的な印象を表す動詞で、他には appear,seem,feel,sound などがあります。look ~ で「~であるように見える(感じられる)」という意味をなします。
<例文2>
Something looks wrong with this result.
この結果は何かおかしいように見える(感じられる)。
promising は形容詞で「将来有望な、見込みがある」という意味です。
promising のように語尾が ing となる形容詞は、現在分詞から形容詞化したもので、例えば interesting(面白い) や boring(つまらない) と同じ仲間です。
promise という動詞は「約束する」の他に「見込みがある」という意味がありますので、この意味の動詞の現在分詞が形容詞化したものが promising ということになります。
例えば
- 「とても有望そうだ」は very promising
- 「まあまあ有望そうだ」は quite promising
と言うことができます。
<例文3>
This change looks quite promising. It will reduce production cost by at least 4 percent.
今回の変更はまあまあ有望そうだ(見通しがある)。これで生産コストを4パーセント以上削減できるだろう。
※reduce A by B: 「A を Bの分だけ減らす」