わかりにくい dare を3分で理解する!

今回は苦手は人が多いと思われる dare の意味と使い方について説明します。

 

dare がなんだか分かりにくく感じる理由は、「動詞」と「助動詞」の形があるからです。ただ、1つ1つ意味を整理していけばそんなに難しいことはありません。

 

dare には以下のとおり、3つの品詞形態があります。

  • 動詞
  • 助動詞
  • 名詞

 

以下から1つずつ見ていきましょう。

 

動詞としての dare

dare は、リスクがあること、恐ろしいこと、難しいことを思い切ってやってみるという意味になる。

 

動詞としての dare の意味は2つです。

  • 意味1.思い切って~するdare to do
  • 意味2.~してみろと挑発するdare 人 to do

 

 

意味1.「思い切って~する」の例文

dare to do の形をとります。

<例文1>

A skydiver dared to jump out of the plane.

訳)あるスカイダイバーはその飛行機から思い切って飛び降りた

「飛行機から飛び降りること」はリスクがあるし、恐ろしいことですね。

こういう文脈で dare が出てきます。

 

 

意味2.「~してみろと挑発する」の例文

<例文2>

I dare you to eat the food on the ground!

訳)地面に落ちてるこの食べ物を食べてみろ!

例文2を見てわかるように、意味2は命令のようなものです。誰かにケンカを売りたいときにも使えます。

 

 

 

助動詞として dare

dare do で「思い切って~する」とか「~する勇気がある」という意味になります。

 

dare を助動詞として使う場合は、「否定形」か「疑問形」であることが普通です。

 

例えば、

<例文3>

I dare not tell my wife this fact.

訳)この事実を妻に伝える勇気が無い

<例文4>

Dare the kids go to the haunted house?

訳)その子供達ははあのお化け屋敷に行く勇気があるだろうか

<例文5>

How dare you (do that way)!

訳)よくもそんなことが出来たもんだ!

 

決まり文句の How dare you は助動詞の dare だったんですね。ちなみに How dare you は常にネガティブな文脈でしか使われません。

 

「よくそんなことが出来たねー、すごいねー、立派だねー」という文脈で  how dare you は使えない。褒める文脈では使えません。

 

 

 

名詞としての dare 

dare の名詞としての意味は「リスクがあること、困難なこと、恐ろしいこと等を実行すること」です。

 

英語圏に伝わる王様ゲームみたいなやつで、「truth or dare」というのがあります。

 

ルールは以下のような感じです。

 

  • まず誰かが、「truth or dare」と言います。
  • すると参加者は、truthを選ぶか、dare を選ぶか決めなければなりません。
  • Truth を選ぶと、何か言いづらいことを告白しなければいけません。例えば、「万引きしたことがある」とか。
  • 一方、dare を選ぶと、何かリスクがあること、危険なこと、困難なのこと、恐ろしいことを実行しなければなりません。例えば「靴を舐める」とか。

 

なんだか誰も得をしそうにないゲームですが、中高生くらいの年代をピークに親しまれています。

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