井上ジョー「Closer」の英語部分に潜む比較級の慣用表現

井上ジョー氏は米国カリフォルニア出身の歌手で、音楽の才能だけでなく英語も日本語も完璧に話せるという非常に多才な人物であります。また歌唱に秀でるだけでなく作詞作曲、はたまた楽器演奏まで全てをこなす井上ジョー氏の代表作は2008年にリリースされた「Closer」という曲です。

 

「Closer」は日本のテレビアニメ「NARUTO疾風伝」のオープニングテーマとして2008年頃に使用されていました。キャッチーなメロディーと適度な疾走感があり良曲です。

 

このページでは、「Closer」の英語部分の歌詞に潜む比較級の慣用的表現について触れたいと思います。

 

井上ジョー「Closer」の歌詞から一部引用

ここから

 

“You know the closer you get to something

The tougher it is to see it

And I’ll never take it for granted

 

ここまで

 

一般的に歌詞の読解というものは結構厄介なものも多いのですが、上の歌詞は実はオーソドックスな英語です。この歌詞に潜む比較級の慣用的表現とは

 

The + 比較級, the + 比較級

 

という形で、意味は「~するほど …だ」になります。歌詞の意味をざっくり言うと「何かに近づけば近づくほど、(全体を)見ることはむずかしくなる」ということです。歌詞の意味は自分の近くにある大切なものほど、その重要さに気付きにくいということだと思います。

 

ちなみに、 take ~ for granted で「~を当然のことと思う」です。割とこの表現は英語の歌詞でよく見かけるような気がします。

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